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郷土料理「治部煮」

2021/10/14 管理栄養士より♪

 

 

こんにちは。もぐもぐの管理栄養士です♪

 

皆さん、日本の郷土料理はご存知でしょうか。

日本各地にはそれぞれの土地に根付いた郷土料理があります。

産物を使用し、独自の方法で調理される郷土料理を食べることでその土地を感じることができるとされています。

 

今回のお話は、石川県金沢市を代表する郷土料理「治部煮」のご紹介です。

江戸時代中ごろ武家の食卓に並び、明治以降、一般家庭に広がったとされています。

 

名前の由来には、諸説ありますが江戸時代にキリスト教の宣教師が伝えたポルトガル料理が日本風料理になった説や、鴨肉(フランス語でジビエ)を使うことから由来している説、また煮るときにジブジブと音を立てることから治部煮と呼ぶようになったという説も存在します。

 

一般的に使用される材料は、鴨肉・麩・野菜・だし汁。

それぞれ、食材と調理法に特徴があります。

 

鴨肉

鴨肉は手に入りにくいため、現在では鶏肉で代用されることも多くなりました。

大きめにそぎ切りし、肉に小麦粉をまぶすことで旨みを閉じ込めます。

 

「すだれ麩」を用います。

すだれで巻いて形成するためギザギザとした表面となり、出汁が絡みます。

もちっとした食感が特徴で治部煮の定番の食材。

他県では手に入りにくい食材のため、車麩などの焼き麩で代用されることもあります。

 

野菜

季節の野菜(ほうれん草、里芋、しいたけなど)が用いられます。

 

だし汁

醤油とだしを用い、甘めの味付けに仕上げられます。

肉にまぶした小麦粉が出汁にとけ、とろみに。片栗粉を用いた「あん」をかける場合もあります。

とろみをつけることで、寒い季節は体が温まります。

 

さらに、薬味としてわさびを天盛りにして食べることで、さわやかな辛みを感じることができます。

 

同じく煮物の郷土料理として「筑前煮」がありますが、「治部煮」とどこが異なるかご存じでしょうか。

筑前煮は福岡県北部・西部に当たる筑前地方の郷土料理。

鶏肉・人参・れんこん・ごぼう・こんにゃくなどの食材を油で炒め、砂糖と醤油で甘辛く味付けをします。

「煮る前に油で炒める」「煮汁がほとんどなくなるまで煮る」という点で治部煮とは大きく異なります。

 

もぐもぐでも、手に入りやすい食材を使用し治部煮をご提供させて頂いております。

皆さんも一度機会があればご自宅やお店で食べられてみてはいかがでしょうか。

 

✫✫✫最後までお読み頂きありがとうございました✫✫✫

 

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